ハイパワー用レーザーミラーの取扱いと保管方法
Edmund Optics Inc.

ハイパワー用レーザーミラーの取扱いと保管方法

High Power Nd:YAG Laser Mirrors

お手持ちのハイパワー用レーザーミラーが損傷するリスクを低減し、製品寿命を維持するために、以下の取扱いと保管に関する知識を身につけましょう。

取扱い上の留意点

  • グローブを着用した手でレーザーオプティクスの端面部のみを掴みます。指先からの油成分が光学面やコーティングを半永久的に損傷させる可能性があるためです。
  • レーザーオプティクスを取り扱う際は、パウダーフリーかつクリーンルーム仕様のラテックス製かニトリル製グローブを常に着用しましょう。指サックの着用は、光学部品に肌が接触してしまうリスクを増やしてしまうために推奨しません。
  • ミラーを取り扱う際は、清潔で温度や湿度が管理された実験室環境で行いましょう。
  • 金属製ピンセットで光学部品を取り扱うのは避けましょう。誤って光学面やコーティングを傷付けてしまう可能性があるからです。光学部品の取り扱い用にデザインされた、ソフトな樹脂製チップを採用したものや竹製のピンセットを使用しましょう。
  • ミラーを何かに固定する時以外は、常にケース内に保管しましょう。光学マウントや他の固定治具を準備する間に光学テーブル上に放置してしまうと、ミラーを誤って損傷させてしまうことがあるためです。
  • ミラーは、その保持用にデザインされた固定治具や光学マウントで固定しましょう。
  • レーザーミラーを取り扱う際は、ミラーに向かって話したり、息を吐いたりするのは避けましょう。湿気成分や唾液が光学面上に付着して性能を低下させてしまうことがあるためです。
  • 絶対的必要性がない限り、レーザーミラーを洗浄するのはやめましょう。光学部品に定期洗浄は必要ありません。

 

保管上の留意点

  • 保護性能の不十分なレンズペーパーでミラーを包んで保管するのは避けましょう。誤って他の光学部品と一緒にして紛失してしまうこともあるからです。
  • レーザーミラーに付いてきたケースは、その保管・保護用に特別にデザインされたものです。ミラーを使用しない時は、元のケースに戻しましょう。この時、ミラーのコーティング面を下にして保管します。密閉したケースで保管すれば、清潔な環境内での保管が約束されます。
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