1位受賞者
アメリカ — $10,000相当の製品
Universidad Peruana Cayetano Heredia, ペルー — 申請者 Mirko Zimic
在庫販売の光学部品で組み立てられる低価格顕微鏡に対して。この顕微鏡は結核の早期発見を可能にする。遠方地域や発展途上地域に済む女性は、従来の子宮頸ガン検査をほとんど受けられなかったが、この次世代顕微鏡により、細胞診検査を受けることが可能になる。Zimic氏の発明は、固有の病気の遠隔診断を低コストで素早く行うことを可能にする。彼の顕微鏡はペルー、シンガポール、バングラデシュの貧困地域にある診療所で既に導入されている。
アジア — 800,000円相当の製品
Tohoku University (東北大学), Japan — 申請者 太田 信
生体内の血流状態を把握するのに焦点を当て、今後の医療機器の開発に貢献 - 脳動脈瘤や狭窄などの発生、成長、発症(破裂や血栓など)には血流が深く関与しているが、生体内での血流状態を正確に知ることは非常に難しく、それが治療や診断の医療機器の開発の妨げになっている。太田氏の研究は、生体外で生体内の血流状態をを生体材料を用いて忠実に再現し、その疑似血流をPIVによる流れの可視化によって、医療機器を評価するシステムを構築している。
ヨーロッパ — €5,000相当の製品
Technische Universität Ilmenau, ドイツ — 申請者 Stefan Sinzinger
この研究は、統合化されたマイクロ流体システムの粒子流動を顕微操作、分析する光ピンセットやデジタルホログラフィなどの技術を改善する光学系の開発に焦点を当てている。 高度に統合されたマイクロ流体システムは、製薬試験や病気治療などバイオメディカルの用途に広範に使用されている。高度に小型化・統合化されたため、マイクロ流体システムは非常に少ない調査量で研究が可能となった。その結果、当該分野の研究開発の速度を促進するだけでなく、コスト低減も図れる。蛍光検出や光ピンセットは、生物標本の取扱いや分析に極めて有効であるため、光ピンセットをマイクロ流体システム内に採用することに関心が集まっている。
2位受賞者
アメリカ — $7,500相当の製品
Rockefeller University, 米国 — 申請者 Dan Gareau
非侵襲的手法に焦点を当てた生物学的アプリケーション用の共焦点顕微鏡開発に関する斬新的アプローチに対して。一例として光ファイバー分光法では、虚血性傷害を特定する経皮酸素分圧測定 (パルスオキシメトリとは異なる)が可能になる。虚血性傷害の特定は、外科的処置に対し、術後の経皮部位の機能不全を予防するための合図になる。さらにGareau氏と、下は14歳までの彼の生徒たちは、小学校から大学院までの生徒がメンバーとなる研究プログラムにも加わっている。それらの学校の中には、オレゴン健康科学大学、コロンビア大学、ブロンクス・ハイスクールオブサイエンス、ビーバートンスクールオブサイエンス&テクノロジー、モーゼスブラウンスクールなどがある。
アジア — RMB48,000相当の製品
CIOMP (中科院长春光机所), 中国 — 申請者 张 志军
中科院长春光机所 (CIOMP)は、現在高出力半導体レーザーの新種技術を研究している。この技術は、レーザーポンピングや光通信、レーザーディスプレイ、薬学治療を含むアプリケーションへの導入が期待できる。研究チームは既に一定の成果を上げているが、本プロジェクトを前進させるために、追加の光学素子や顕微鏡製品の購入を検討している。
ヨーロッパ — €3,000相当の製品
University College Dublin, 相当の製品 — 申請者 James Rice
このプロジェクトは、光学ナノスコピーとナノイメージングツールの開発に関わるもので、生体物質 (および機能材料)の表面下や100nm以下の化学マッピングを行うことができる。この手法は、AFMと光学技術を融合しており、AFMスキャニングチップによって高空間分解能画像が得られる。またIR吸収イメージを作成するために、赤外 (IR)吸収スペクトル(いわば「指紋」)を直接計測することで、化学的に特定化する情報を得ることを可能にしている。このツールは、ナノ材料がソフトマター環境内で示す相互作用に関わる疑問に対し、潜在的に1個のナノ粒子、或いは1個のナノ分子レベルでアドレスする。現行の撮像法では得ることのできない情報が得られる。現在のIR吸収顕微検査技術では、ナノスケールの画像を得ることはできない。光学顕微鏡の分解能に限界のある研究領域の1つがナノバイオロジーである。ナノバイオロジーの研究で重要な領域は、ナノ材料の生物系への適用であり、その場合広範な領域、例えば新たな治療・薬剤の開発や、ハイブリッドバイオ素子の生成において有意な可能性がもたらされる。
