赤外 (IR) 用ワイヤーグリッド偏光板

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  • 2.5~30μmまでの波長用にデザイン
  • 様々な基板をラインナップ
  • 360°の方位角調整に偏光子ホルダーをご使用ください

赤外 (IR) 用ワイヤーグリッド偏光板は、非偏光状態の赤外レーザー光源の光を直線偏光にしたり、偏光した光源の減光用に用いられます。2枚のワイヤーグリッド偏光板を一緒に用いると、40,000:1を超える高消光比を実現できます。各偏光板には、保護用の金枠表面に偏光軸の向きを示す白色マーキング (エッチング処理) が施されており、軸を事前に調べる必要がありません。赤外 (IR) 用ワイヤーグリッド偏光板は、医療用イメージング、航空宇宙、FTIR分光、また分析装置アプリケーションに様々に用いられます。

補足: KRS-5 と ZnSe は有毒材料のため、取扱いには特にご注意ください。人体への影響を避けるためにも、取扱いの際は、ゴムか樹脂製グローブを常に着用ください。

ホログラフィックワイヤーグリッド偏光フィルター

ホログラフィックワイヤーグリッド偏光フィルターは、サブミクロンのワイヤーグリッド間隔を作り出す特殊ホログラフィー技術を用いて製造されます。従来のルーリングワイヤーグリッド製法と比較した場合、ホログラフィック製法は、より溝間隔の密なワイヤー網を作ります。これは、より短波長側の性能を最適化することに繋がります。フッ化バリウム (BaF2)、ジンクセレン (ZnSe)、臭化タリウム (KRS-5)、ゲルマニウム (Ge)の基板材料を用意。

ルーリング (刻線式)ワイヤーグリッド偏光フィルター

ルーリングワイヤーグリッド偏光フィルターは、フッ化カルシウム (CaF2)とジンクセレン (ZnSe)の基板材料が選べます。ルーリングタイプは、精密な等間隔溝を基板表面に直接施して作られます。ルーリングエンジンを用いた加工は、鋭く輪郭のはっきりとした溝を作り出します。この溝は、真空蒸着法によって斜め角度からアルミコートを蒸着することで完成品となります。直接的なルーリング加工と蒸着工程により、溝間隔が密で、高伝導性を持つワイヤー網となり、高消光比特性と高レーザー耐力特性が本質的に得られます。

 
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