エドモンド・オプティクス自社デザイン・自社製造のMMS (Modular Magnification System)レンズは、様々な光学倍率と作動距離の組み合わせが得られる全く新しい発想の高倍率マクロレンズです。MMSは、4種類の純正対物レンズ (MMS対物レンズ)と7種類のメインユニットにより構成され、対物レンズ部とメインユニットは各々別の商品コード設定になっています。MMSとして機能させるためには、各部から一点ずつを選び、組み合わせてご使用下さい。この構成により、全28通りの光学倍率と作動距離の組み合わせが得られます。
当初使用していた構成とは異なる作動距離や光学倍率が必要になった場合、元々使用していたメインユニットはそのまま流用し、対物レンズのみを追加でご購入頂くだけで、MMSを違った作動距離や光学倍率にアレンジできます。この時の追加投資費用は、MMS対物レンズ分のわずか¥10,000です。光学倍率と作動距離に自由度を持ったレンズというと、一般的にズームレンズを想像しますが、MMSは市場に広く流通しているズームレンズよりも作動距離が短いため、より高倍率が得られます。また投資費用も低く抑えられることから、MMSは別名「ズームキラーレンズ」とも呼ばれています。
MMSの作動距離は、選択するMMS対物レンズにより67mm、91mm、116mm、141mmの4通りが可能です。Obj-7の対物レンズとR-6のメインユニットの組み合わせでは最大114本/mm (8.8µm)の解像力を得ることが可能です (下記仕様を参照)。メインユニットには、手動のピント調整リングと絞りリングを装備し、どちらのリングにもリング位置固定用のロックねじが付いています。なおどのメインユニットにも±8mmの光学系のピント調整機構を搭載しており、得られる実視野や作動距離の大きさをある程度の範囲内で自由に変えることが可能です。
[スタンドに設置するには] オプションのMMSリングマウント (#56-663)でMMSメインユニットがクランプできます。リングマウントに施された¼-20UNCのタップ穴を通して、カメラスタンド製品に固定可能です。若しくは、カメラ側の三脚マウントをご利用ください。
MMS レンズキット
複数のパーツにより構成されるMMSレンズは、その組み合わせを厳選したセット品も数多くご用意しています。製品を個々にお買い求め頂いた場合よりも、価格が割安になります。
MMS 同軸落射照明アタッチメント
MMSレンズ専用にデザインされたアクセサリー製品です。本製品の両端にはCマウントの雄ねじと雌ねじが施されており、MMSレンズのメインユニットと対物レンズ部の間に接続して、一体型のシステムを構築できます。ライトガイドを装着するポート部には光学系のピント調整機構を搭載し、使用するMMSの対物レンズに合った照明エリアに調節できます。なお本製品に接続するライトガイドは、ファイバー束径 1.6mmのものをご使用ください (同束径 3.2mmのライトガイドでも機械的な接続は問題ありませんが、1.6mmのもので最適化されています)。
MMS ミツトヨ対物レンズアダプター
MMSレンズは、オプションのMMSミツトヨ対物レンズアダプターを使用することにより、ミツトヨ製M PLAN APOシリーズ無限補正対物レンズを対物レンズに用いたシステム構成も可能にします。M PLAN APO対物レンズの使用により、純正のMMS対物レンズでは得ることのできない、顕微鏡倍率での撮像が可能になります。なおこの組み合わせの場合は、10Xまでの対物レンズに限定してご使用ください。
本製品を使用する際は、MMSレンズのメインユニットにR-200 (#58-442)を使用することを推奨します。R-200は、F=200mmの焦点距離を有するため、ミツトヨ製M PLAN APOレンズの設計焦点距離に一致します。そのため、対物レンズに記載の倍率通りの画像が得られます。他のメインユニットを使用した場合は、光学系の焦点距離がF=200mmとは異なるために、得られる光学倍率が所定のものとは異なる結果となります。なお本製品は、MMS同軸落射照明アタッチメント (上記)とも併用可能ですが、MMSレンズ (メインユニット)のアイリス絞りを用いて開口を絞った場合は、像のケラレが生じる場合があります。光学系に本製品を組み込む際は、システム長に12.4mmを加算してください。
もしくは 現地オフィス一覧をご覧ください
クイック見積りツール
商品コードを入力して開始しましょう
Copyright 2020, エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社
[東京オフィス] 〒113-0021 東京都文京区本駒込2-29-24 パシフィックスクエア千石 4F
[秋田工場] 〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎字壇ノ上3番地