ホログラフィックディフューザーは、照明の拡散エリアを制御し、フィラメントランプ、LED、アーク灯や他の光源からの透過効率を90%超に高めるのに用いられます。標準的なすりガラスやオパールガラスは、拡散照明を作り出しますが、その拡散エリアは、システムの要件以上に広がってしまうことが多々あります。従来型のディフューザーに見られるこの過度なエリアの照明は効率を低下させてしまい、それを補足するためにより高出力の照明用光源、レンズ、また場合によってはフィルターが必要となり、却ってコスト増につながります。ホログラフィックディフューザーは、光の拡散角度を任意の角度に設定できるため、こうした問題を解決することができる理想的なホログラフィック光学素子です。
補足: 拡散角度はコリメート入射ビームに対して規定されており、角度的な発散は入射角度の違いによって変化しますのでご注意ください。
多くのホログラム素子と異なり、このポリカーボネート部品は、可視と近赤外の両方で光を透過します。透過光のゼロオーダー、あるいは正透過成分は、可視波長では1%未満ですが、本ディフューザーを700nm超の波長で用いた場合は、それがより高くなる場合があります。1枚ずつのバラ売り、金枠の付いていない枠なしタイプや裁断加工が容易なシートタイプ、あるいは枠付きディフューザー4枚1組のセット販売でラインナップ。ホログラフィックディフューザーは、純水によるすすぎ後、強制空気乾燥で洗浄することができます。メタノールを染み込ませたレンズティッシュで軽く拭き取った後、清潔な空気か窒素ガスで強制乾燥します。ホログラフィックディフューザーは、メタノールや塩化メチレンに耐性があります。
補足: ご使用の際は、つや消し面 (拡散面) を光源に向けてご使用ください。ホログラフィックディフューザーを洗浄する際は、リントフリーの布をメタノールで湿らせ、ディフューザー面全体を優しく円を描くようにして拭きます。拭き取ったディフューザー面は、乾いた圧縮エアを用いてすぐに水分を吹き飛ばします。注意: 洗浄によってディフューザーの光学性能が変化する場合があります。
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