
ロッドレンズと同じ筒型形状ながら、断面側を入出射面として用いるライトパイプは、不均一な照明エリアを均一化する目的に使用されます。ライトパイプ内に入射した光は、順次全反射を繰り返すことによりその空間光強度分布が混合され、均一な空間光強度分布を最終的に形成します。六角面の断面形状を持つ本製品は、一般的な四角面を持つライトパイプに比べて、入射できる光量が35%程改善できます。また同製品を複数個用いることによるインテグレーションも容易にします。発光点が複数存在する光源においても、個々の発光点からのスペクトル分布に関係なく、照明エリアを均一化できます。なお光強度分布の均一化は、パイプ長が長くなるほど (パイプ内での全反射回数が多いほど)、良好な均一性が得られます。均一化したい光源の拡がり角 (NA)に合わせて、3種類のライトパイプをラインナップ。
その他、合成石英製のライトパイプも標準ラインナップしています。TECHSPEC® ライトパイプ用マウントは、N-BK7製や合成石英製のライトパイプ製品を保持するために特別にデザインされています。同マウントの利用により、全面研磨加工されているライトパイプの取扱いとシステムインテグレーションを容易にします。