
Large Macbeth® ColorChecker®
Large Macbeth® ColorChecker®
米国X-Rite社のカラーチェッカー® チャートは、色バランスや濃度が適切に再現されているかを判断するためのテストパターンとして、長年愛用されている色見本用のディファクト・スタンダードチャートです。その製造工程は厳格に管理されているため、製造ロットにより色が異なるという問題がありません。異なる照明オプションを使用しても色の整合性を維持するために、どの色も可視スペクトルのどの成分において同様に光を反射します。カラーチェッカー® は、テストや分析アプリケーション、或いはカラー検査の標準化に最適です。
レゾチェッカーは、最新の国際基準 (ISO 12233)に沿った解像度測定が行えます。光沢仕上げのターゲットは、拡張したダイナミックレンジ (濃度=2.4)を有し、撮像ノイズの計測にも使用できます。しかしながら、光沢面に対して45/0°以下で照明すると、幾何学的に同面から正反射が発生する場合があります。艶消し仕上げのターゲットは、小さなダイナミックレンジ (濃度=1.6)を有しますが、内視鏡イメージングに用いられるような狭いエリアに向けた幾何学的照射により適しています。
各色見本の名称は、xy色度座標と、ルミナス反射係数Yを用いて表記されます。またマンセル記号やISCC-NBS色名法も用意されます。
X-RITE カラーチェッカー®の特に有益な機能に、被検試料のL*a*b*値を決定できる点があります。CIE (国際照明委員会)が標準化したL*a*b*は、人間の眼に感じる全ての色を表わせる色計測の国際標準です。色をデバイスに依存することなく数値化できるため、色における統一性が得られます。L*a*b*は、明るさ/暗さ方向の軸を表す"L"、赤/緑色方向の軸を表す"a"、黄/青色方向の軸を表す"b"の3成分で構成されます。a*が値の正の時には赤みの色を表し、負の時には緑みの色を表します。同様に、b*が値の正の時には黄色みの色を表し、負の時には青みの色を表します。