ショートパスフィルター

ショートパスエッジフィルターとも呼ばれるショートパスフィルターは、フィルターのカットオフ波長よりも短い波長を透過するのに用いられます。ショートパスフィルターは、蛍光顕微鏡や様々な装置内への実装をはじめとするライフサイエンスアプリケーションに共通して用いられます。ショートパスフィルターが0°の入射角で通常デザインされているのに対し、ダイクロイックショートパスフィルターは45°の入射角での使用向けにデザインされています。ショートパスフィルターは、ロングパスフィルターと併せて使用し、スペクトルの一部を選択的に透過し、他の全ての波長の透過を阻止するバンドパスフィルターをカスタムで構築することを可能にします。ショートパスエッジフィルターの一部は、赤外放射によって引き起こされる不要な熱の透過を最小化するホットミラーとしても用いることができます。「ハイパスフィルター」という表現は、波長ではなく、周波数をベースにして共通して用いられる表現のため、「ハイパスフィルター」は、ロングパスフィルターではなく、ショートパスフィルターのことを指しています。同様に、「ローパスフィルター」も周波数をベースにしていて、ロングパスフィルターのことを指しています。

エドモンド・オプティクスは、紫外、可視、或いは赤外で機能する様々なショートパスフィルターをご用意しています。TECHSPEC 高性能 OD 4 ショートパスフィルターは、最大限の透過率と優れたブロッキング性を提供します。TECHSPEC ダイクロイックショートパスフィルターは、低偏光依存性と広いスペクトル領域を有し、耐環境に優れたハードコーティングを採用しています。エドモンド・オプティクスの最もポピュラーなショートパスエッジフィルターで構成したショートパスエッジフィルターキットもラインナップしています。