光学フィルターの設置方向

光学フィルターの設置方向

光学フィルターに関する最も共通した質問の一つに、フィルターの設置向きに関するものがあります。特に、「フィルターのどちらの面を入射側 (光源側) に向けるの?」 といった質問です。どのアプリケーションでも、フィルターのコーティング面を光源側に向けるのが正解です。

コーティング面とは反対側の面は、特定波長域での透過率を改善するのに反射防止膜 (ARコーティング) が施されることがあります。この波長域から外れたところでは、同膜によって透過は遮断される方向になります。

極端にシビアなアプリケーションでは、設置方向は統一させておく必要があります。しかしながら、当社のTECHSPEC® ブランドの光学フィルター製品は、どちらの向きに設置しても仕様通りに機能します。

エドモンド・オプティクスのフィルター製品のコーティング面特定方法

  • 枠付きタイプの全てのTECHSPEC® 光学フィルターには、金枠側面部にフィルターのコーティング面を示す矢印が刻印してあり、その面が容易に識別できるようにしてあります。
  • 枠の付いていない全てのTECHSPEC® 光学フィルターには、フィルター有効径外の基板端面部にコーティング面を示す小さな矢印が鉛筆かインクで書かれています。
Filter oriented such that arrow points to filter coated surface S1. Anti-reflective (AR) coating is applied to S2.
Figure 1: フィルターにある矢印の向かう面がフィルターコーティング面 S1を指す。反射防止膜 (ARコーティング) が付いている場合は、この時S2面になる

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