•   広い温度範囲にわたり高解像力を維持できるデザイン
•   最大1.1型までの幅広いセンサーに対応
•   パッシブなアサーマル化による熱的光学安定性

全ての物質は温度変化に応じて膨張・収縮します。これは、レンズにおいては温度によってピントがずれることを意味します。高性能ビジョンシステムには、この現象を補正するために耐久化を施したアサーマルイメージングレンズが必要となります。アサーマル化にはアクティブなものとパッシブなものがあり、それぞれに利点があります。アサーマル化の種類についての詳細は、パッシブなアサーマル化 (熱的補償)への手引きをご参照ください。

TECHSPEC® アサーマル イメージングレンズは、最先端光学システムの設計・開発に特化した光学エンジニアリング分野のリーダーであるRuda-Cardinal社とエドモンド・オプティクスとのコラボレーションによって生まれたレンズです。このレンズは、さまざまな用途に対応し、安価で入手しやすく大量生産可能であることを念頭にデザインされましたが、両社の協業によって、迅速かつ信頼性の高い開発が可能になりました。

動作周囲温度が-10℃から50℃に変化すると、上図の非アサーマルレンズの設計ではピントも変化する。下図のアサーマルレンズの設計では、この温度による変化から保護されている。注：このアニメーションは実際の縮尺とは異なる。